WebM を MKV に変換するツールとは
WebM 動画を MKV に変換できる無料・ブラウザ完結のツールです。ファイルを追加するとその場でプレビューでき、結果をダウンロードできます。すべての処理はブラウザ内で行われるため、動画が外部に送信されることはなく、ウォーターマークも入りません。
WebM の正体は Matroska。だから MKV は無劣化
この組み合わせを特別にしている技術的事実がひとつあります。WebM は Matroska(MKV)のサブセットとして2010年に定義された形式で、中身の構造は MKV そのものです。したがって MKV は WebM のストリームをそのまま収容でき、変換は remux になります。圧縮済みの映像と音声を無変換で .mkv へコピーするだけなので一瞬で終わり、出力はピクセル単位で元と同一、サイズもほぼ変わりません。
ブラウザで録りためたウェビナー、ユーザーテスト、会議の録画をアーカイブ化したいとき、品質を1世代も消費せずに済むのがこの変換です。
.mkv という拡張子が解決すること・しないこと
多くのソフトは中身を見る前に拡張子でファイルを判定します。Matroska を扱えるメディア管理ソフトや取り込みパイプライン、デスクトッププレーヤーでも、受け付けリストに .webm が載っていないことは珍しくありません。同じビット列でも .mkv の名前をまとえば通ります。VLC や mpv、Plex 系サーバー、ffmpeg ベースの処理系は VP9 入り MKV を一級市民として扱います。
ただし限界も明確です。中のコーデックは VP9 のまま。VP9 デコーダを持たないアプリ(QuickTime、iMovie、多くのスマホのギャラリー)は、WebM と同様に MKV も拒否します。行き先が編集ソフト・スマホ・アップロードフォームなら、賢い包み紙ではなく H.264 の MP4 が答えです。
使い方
- 左側に WebM ファイルを追加します(ドラッグ&ドロップ、またはクリック)。その場でプレビュー表示されます。
- 品質プリセットを選びます(再エンコードが必要な場合のみ適用されます)。
- 「変換してダウンロード」を押すと MKV ファイルを書き出します。初回は変換エンジン(約30MB)を一度だけダウンロードします。
ロスレスなremuxと再エンコードの違い
WebM も MKV も「コンテナ(入れ物)」で、重要なのは中身の映像コーデックです。コーデックが MKV に対応していれば、入れ物を詰め替えるだけ(remux)で完結し、一瞬・完全ロスレスです。コーデックが非対応の場合(多くは WebM が絡むケース)のみ端末内で再エンコードし、時間がかかります。品質プリセットはこの再エンコード時に効きます。
