MOV を WAV に変換するツールとは
MOV 動画から音声トラックを抽出して WAV として保存できる無料・ブラウザ完結のツールです。ファイルを追加するとその場でプレビューでき、結果をダウンロードできます。すべての処理はブラウザ内で行われるため、ファイルが外部に送信されることはなく、ウォーターマークも入りません。
MOV から作業用の WAV を取り出す
編集者向けのペアです。入力の典型は一眼カメラやミラーレスの MOV、QuickTime の画面収録で、出力先は Audacity や DAW、ノイズ除去・レベル調整などの修復ツールです。処理後の音声は動画のタイムラインへ戻します。音声ソフトの MOV 対応は不安定で(Audacity は追加の FFmpeg ライブラリが必要です)、WAV ならどこでも読み込め、サンプル単位で正確に切れます。
PCM 素材を動画編集者へ渡す納品用途や、インタビュー音声を長期保存に耐える形式で残すアーカイブ用途にも同じ手順が使えます。
PCM の取り出しと AAC のデコードは別物
処理内容はカメラが何を記録したかで変わります。専用カメラの多くは MOV にリニア PCM を記録しており、この場合の WAV 化は包み直しだけで、同じサンプルが音声コンテナに移るだけです。スマホや画面収録の MOV は AAC のため PCM へのデコードになり、忠実ではあるものの AAC が捨てた成分は戻りません。
いずれの場合も容量は48kHz/16bitステレオで1分約11.5MB、15分のインタビューで約170MBです。高ビットレートのカメラ映像は数分で入力の目安200MBに達するため、使うテイクに切り詰めてから変換してください。
使い方
- 左側に MOV ファイルを追加します(ドラッグ&ドロップ、またはクリック)。その場でプレビュー表示されます。
- 品質プリセットを選びます(MP3/M4A/OGG など非可逆形式の場合のみ適用されます)。
- 「変換してダウンロード」を押すと WAV ファイルを書き出します。初回は変換エンジン(約30MB)を一度だけダウンロードします。
非可逆と可逆(ロスレス)の違い
WAV と FLAC は可逆(ロスレス)で、元の波形をそのまま保持します(FLAC は圧縮あり、WAV は非圧縮)。MP3・M4A(AAC)・OGG は非可逆で、聞こえにくい情報を捨ててファイルを小さくします。品質プリセットはこのビットレートを調整します。非可逆ファイルを可逆形式に変換しても、失われた音質は復元できません。例外として、入力がすでに AAC の場合に M4A へ変換すると、コンテナを詰め替えるだけ(ロスレスなremux)で一瞬・ビット単位で同一です。



