MP4 を WAV に変換するツールとは
MP4 動画から音声トラックを抽出して WAV として保存できる無料・ブラウザ完結のツールです。ファイルを追加するとその場でプレビューでき、結果をダウンロードできます。すべての処理はブラウザ内で行われるため、ファイルが外部に送信されることはなく、ウォーターマークも入りません。
編集ソフトが MP4 ではなく WAV を求める理由
DAW や音声修復ツール、規格の厳しい文字起こしワークフロー(裁判記録やアーカイブでは WAV 指定が一般的です)は、動画コンテナをうまく読み込めないことがあります。WAV ならどの環境でも開け、サンプル単位で正確に編集できます。インタビュー動画やウェビナーの MP4 を WAV 化しておけば、カット、レベル調整、ノイズ除去を安心して回せる作業用ファイルになります。
動画編集に戻す前の音声クリーンアップ、証言・オーラルヒストリーの保存、キャプチャ音声の音声専用工程への受け渡しが典型的な用途です。
AAC を PCM に展開して変わること・変わらないこと
MP4 内の AAC は非可逆で、WAV に展開しても録音時に捨てられた成分は戻りません。得られるのは「これ以上劣化しない」性質です。PCM なら編集や書き出しを何度繰り返しても正確なままです。
サイズは16bitステレオで1分約10MB(48kHzならやや大きめ)、20分のインタビューで約200MB、1時間なら600MB超です。WAV は配布用でなく作業用と割り切り、長い MP4 は必要箇所を切り出してから(入力は200MB程度までが快適です)変換してください。
使い方
- 左側に MP4 ファイルを追加します(ドラッグ&ドロップ、またはクリック)。その場でプレビュー表示されます。
- 品質プリセットを選びます(MP3/M4A/OGG など非可逆形式の場合のみ適用されます)。
- 「変換してダウンロード」を押すと WAV ファイルを書き出します。初回は変換エンジン(約30MB)を一度だけダウンロードします。
非可逆と可逆(ロスレス)の違い
WAV と FLAC は可逆(ロスレス)で、元の波形をそのまま保持します(FLAC は圧縮あり、WAV は非圧縮)。MP3・M4A(AAC)・OGG は非可逆で、聞こえにくい情報を捨ててファイルを小さくします。品質プリセットはこのビットレートを調整します。非可逆ファイルを可逆形式に変換しても、失われた音質は復元できません。例外として、入力がすでに AAC の場合に M4A へ変換すると、コンテナを詰め替えるだけ(ロスレスなremux)で一瞬・ビット単位で同一です。



